(2) 天斗符欲しさに、献血協力。
引き受けられる依頼はあらかた引き受けたので、そろそろ本編進めましょ。という事で再び槻賀多村。
目指すは天斗樹林の百足ヶ路。そこに行ったら凪が居て、百足ヶ路は特殊な符がないと通り抜けられないとの事。じゃあその符をくれ。
ある事に協力してくれたらいいですよ。
しょうがない。どんな事?
私の修行につきあうプロセスです。
なんぞそれ?(手合わせでもするんかい?)
師匠が私の修行の為に用意してくれた場所があるんですが、葛葉直系の血がないと扉が開かないセオリーです。
ああ、まあ、いいけど…。
という事で、村から外れた名も無き神社に場所を移動。この神社にゃ、ヤタガラスの姉ちゃんはいないんだよねえ。奥に変な扉があったけど…って、それが入り口かい。
その入り口の前で凪は待っていて、なんか迷ってる感じだった。そしたら何時ぞやの妖精が出てきて、凪を励ます。なんかいい感じに人間クサイな、この妖精。凪のお姉さんって感じがする。妖精の応援で決心を固めた凪がライドウに質問。
「こういう勝手な事をするのは、いけないプロセスでしょうか…?」
・いけないプロセスだ
・いけないプロセスではない
A.いけないプロセスではない
今まで言う事聞いてきたんなら、ここらで一発、バーンと反抗期でもしちゃっていいんじゃない?強くなりたいなら、基礎はそりゃ大事だけど、時には無理する必要もあるでしょ。筋肉痛起こした筋肉は、以前より強くなるもんだけれども、それと同様、しっぺ返しも覚悟してね。でもって全ては自己責任で。
そう言ったら凪は同意を貰えて嬉しそうにした。
あれ、なんかこの子可愛い。
最初は口数少なく、つんつんなのかなって思ってたら、ライドウとの距離を測りかねてただけなのかな?
なんか可愛いぞ、凪!!!
血が必要って事で、指先をちょびっと切って、血を捧げる。「その綺麗な手を拝借…」って凪が言うんだが、一体どこまで綺麗なんだろう、十四代目葛葉ライドウは。どんな手なんだろうなあ。
そんな綺麗な手でゴウトを撫でられるなんて羨ましいなあ、畜生。←
スキンシップですよ、スキンシップ。
扉が開けば、さっさか中に入ってしまった凪。扉を開けるだけじゃ天斗符はもらえないので、ライドウも後を追う。
というか、凪と共闘するもんだと思ってたのに、滅茶苦茶普通の戦闘やん!通常仲魔2体だけど、凪1人と仲魔1体で戦闘するもんだとばっかし思ってたのに!!
ぶつくさ言いながら奥を目指しす。宝があるのは大歓迎なんだが、なんか色々ギミックがあって驚いた。解除法を学ぶために備え付けられたのかなあ?だとしたら、帝都にある修験界より、性能いいなあ、ここの修験闘座は。羨ましく思いつつ、竜巻で飛ばされたり、岩をどかしたり、結界壊したり。
この結界が微妙にミニゲームっぽくて笑った。連射機能欲しいなあ。
破壊方法が〇ボタン連打で、交代がXボタン。
結界と言うが、条件ありのフジョウモンみたいな物で、その結界の定める規定に乗っ取った悪魔じゃないと中に入れない。入ったら入ったで、近くにある結界の要石みたいなもんを破壊しなけりゃならないんだが、破壊しようとするとどんどん仲魔のHPが吸い取られていく。HPが吸い取られきる前に他の仲魔と交代する事はできるが、どんな仲魔がでてくるのかはランダム。ちなみに破壊した後は自力で戻って来なければならない。迷子になる可能性もあり。
その頃には仲魔になっていたホワイトライダーさんを結界破壊者に指名したんだけど、途中で交代。アーシーズさんが任務遂行。
そして結界を破壊する少し前。
普通に探索して、普通に奥に進んだら百鬼夜行がお待ちかねだった。
どんな奴が出てきたかは忘れたんだけど、でも初めて目にする悪魔はいなかった。でもってとにかく百鬼夜行。
あー、ウザイ!!!と思いつつ、撃破。
そしたら、奥の鏡が光って、道を塞いでいたものが消えて先にいけるようになる。
と、ここでまた凪が何かを迷っているようだった。妖精が背中を押して質問タイム。
「戦いに対して、デビルサマナーとしては己が強くなるために戦うのと、平和維持のために戦うとでは、どちらが良いセオリーでしょうか?」
・己が強くなるために戦う
・平和維持のために戦う
A.平和維持の為に戦う
『デビルサマナーとして』なら、平和維持の為に戦うよ。ただ自分個人としては『初代を超える事』が将来の夢な訳だから、強くなりたい。でも、そういう風に強くなりたいからこそ、帝都守護が出来るとも思うんだ。逆に言えば、強くなくては平和維持は出来ないからね。
その回答に対して凪が「でもそれは己を殺すことにもなる」って言ってたけど、逆うにそう思わない場合はどうなんだ?
----以下、私的意見----
例えば、「上司の言っている事が正しい。自分の意見なんかないし、ハナから異を唱える気はない」っていう性格だったら、『己を殺す』事にはならないと思うんだが。
己を殺すっていう事は、つまり何かしら不満があるという事で。
でも(自分の)ライドウさんの場合は、不満なんか何も無い。
そりゃ異を唱える時があるけど、でもそれは自分の意見と違っていた場合であり、また自分の意見の方が常識的その他もろもろの理由で正しいと思えるのであれば、異を唱えるさ。そしてその判断基準は、『生きる上での幸せの調和』だったりする。
人の幸せは色々だけど、でも最低基準の幸せは、
自分が生きている事。健康である事。
家族や友人、恋人や尊敬する人達等が健康でいる事。笑顔を浮かべらる状態にある事。
だと思うんだ。
物的・環境的な事は、望めば限りが無いし、住めば都、慣れれば当たり前、という事もあるから、考えない。
何でもない日常こそが、本当の幸せだと自分は思っているから、その幸せが崩れるような事は、異常だと思いたい。
ただそれでも、やはり生きていく上では矛盾が生じる。Aの幸せはBの不幸。Bの幸せはAの不幸、という事もあるかもしれない。その場合、AとBが対立するのは必然。被害が二人だけの間であれば、それを止めようとは思わない。
誰にも譲れないものはあるだろうし、その為に戦うのは良い事だと思う。だけどその譲れないものの為に戦うことで、多くの人に被害が及んだり、世の秩序が乱れるようであれば、それは抑えなくてはいけない。
だからこそ、『譲れないものの為に戦う人』は、邪魔をされる事を覚悟しなければならない。自分が潰される事を覚悟しなければならない。
一番悪い例が、暴走族が捕まった後に「ちくしょう!俺は悪くねえ!!」って奴だよ。
バイク乗り回せる歳なら、法律も常識も頭に入ってるだろうし、暴走族が悪いってのも分かってるだろうよ。
それなら、警察に捕まったり、社会に生きる大人たちから、白い目で見られるのも覚悟しなさいという話。
警察だって、暴走族やってるのは何か理由があってやってるんだって分かってるんだよ。でも暴走族を捕まえるのが『仕事』だからね。
捕まりたくなきゃ、もっと大人になりなさい。それでもやりたきゃ、捕まる覚悟をしなさい。
とどのつまり。
後悔や泣き言はしてもいいし、言ってもいい。だが、何かの所為にするのだけは止めとけ。
「あの時代が悪かった」「あいつが悪い」「あんな事がなければ」「こいつの所為だ」「俺は悪くない」
それらは人の成長を止める。
嫌な事でも、何かの所為にせずに自分のものにしてしまえば、それは成長の糧になるのだと思う。
逆に何かの所為にしてしまったら、それは自分の栄養分にはならず、『過去の汚点』として取り残される。
他人の所為にせず、自分に嘘をつかず、何かが起こってもそれを受け止める覚悟をする。
生きる上での矛盾は、そうすれば少しは解消できると思うんだ…。
----終了----
そんな事をつらつら考えながら先にすすんで、結界ミニゲームに到着。
HPが削られたホワイトライダーを回復して、いざ奥へ。
中にはジャックフロスト君がいました。
…というか、デカ!!!!!
なんかでっかいフロスト君が出たよ!!!
いや、属性は変わってないから、アギ系撃ってりゃ大丈夫なんだが、それにしてもデカイ。ちょっと感動。
戦いが終わった後、また凪から質問が。
「仲魔に対して、道具として割り切った方が良いのか、仲魔を同士として気づかう方が良いのか、どちらだと思いますか?」
・仲魔を道具として割り切る
・仲魔を同士として気づかう
A.仲魔を同士として気づかう
当然。
使役してるっちゃー、してるんだけど、仲の良い上司と部下みたいなもんだよね!今日皆頑張ってくれたから、飲み会行くか!オー!!みたいなね。麻雀だって囲んじゃうぜ!!?
そう言ったら、凪は考えながら先に行き、精霊には「良い人間だね!」って言われました。でもその後、「もし私に何かあったら、凪をよろしくね」って…。
滅茶苦茶、死亡フラグなセリフなんだけど、まさかなあ…って思いつつ、いやでもまさかなあ…って感じ。
だって、ここでこの精霊殺してもなんも意味ないじゃん。会って間もないから悲しみとかはそんなにないし、こいつが死んだところで得する何かがあるとも思えない。ゲームから退場させる意味や理由が思いつかんかった。
そして最後の結界が解かれたんだけど、ここでゴウトが疑問の声を。
「修験闘座にしても、ここの結界は多すぎやしないか?」って。…まあ、言われてみれば確かに。
結界多いし、こん中で修行っつーのも、何だかなあ…。ゲイリンさんは何を考えているんだ?もしくは、凪の『修行の場』っつーのが嘘で、何かの封印を破ろうとしてるとか?
考えど考えど答えは出ないし、こっちとしても天斗符を手にしなきゃいけないので、先に行った凪を追う事に。
そして最後の扉を開けた先では、何だかアルラウネに似た悪魔が二人(凪と精霊)を追い詰めてた。
悪魔はとっても凪達を小馬鹿にしてたんだけど、ライドウさんを見たら「少しはやるようね」って。
ここで疑問なのが、凪の実力だよなあ。一体どんくらいなんだろう。とか何とか思っているうちに、悪魔が標的をライドウに変えた。
VSキュベレ
雷電だから氷結!って思ったら吸いよった!!!!!!
とにかく攻撃は雷電な訳だから、ライジュウとナンディを召喚。試しに色んな属性当ててみるけど効果なし。あるぇー?と思って悪魔解析してみたら、弱点なし。
なんだ、そうだったのかよ!!!!
弱点が無いなら無いで逆にそれで納得して、もう開き直り。吸収・無効以外は肉弾戦か衝撃しかないんで、それをビシコバシコ当てまくる。
HPを半分まで削ったら、結構キュベレは機嫌を良くしたようで、
「臨機応変でバランスのいい戦い方は、貴方の生き様そのもの…。悪くないわ」だとさ。
でもあとでシンボル見てみたら、時計周りだったんよ。って、そんな事はどーでもよくて。
その後はザンを当てまくって斬りまくって終了。
ちなみに増援で呼んでいらしたラミアさんには、目もくれませんでした。キュベレ倒した後に倒せばいいやーって思ってたんだけど、キュベレ倒したらそこで終了だったんだねー…。
勿体無いことをした。
その後「また会いましょうね」みたいな事を言いながらキュベレさんは消えて、残ったのは凪と妖精。妖精さんは息も絶え絶えで、ライドウに「凪をよろしくね」と言った後、消滅。
実はここでちょっとびっくり。まさか本当に死ぬとは思わなんだ。その後凪が肩を落としながら、ライドウに問う。
「ライドウの仲魔だったら、この子は死んでいなかったと思いますか?」
・思う
・思わない
A.思わない
凪に気を使った訳ではなく。
別に運命とかじゃないけど、ここで妖精が死んだのなら、誰が主でも死んでたと思うんだ。
とりあえず自分としては仲魔は死なせないようにするし、万が一やむなく死んでしまったのなら反魂香を使うけど、その精霊の能力やレベルがどんなものか分からないから、逆に『死ななかったと思う』なんてきっぱり言えない。もしその精霊が、ピクシー(Lv8)みたいなのだったら、ぶっちゃけ守りきる自身なんか無いから。
または…、…自分の命と引き換えにしても、その精霊を守りきろうとは思わないから。
二人の状況がどんなもんだったのかは分からないけど、もし召喚師の力不足で仲魔が死んだとしても、それはしょうがない事だ。仲魔を使役する理由を考えれば、召喚師と仲魔、どっちの命が大事かなんて、『召喚師』にとっては簡単な答えのはず。悪魔だって、仲魔にされた時点でそれを覚悟してると思うしさ。
本当のところは分からないけど、仲魔にされた悪魔達の中で、自分が仕える召喚師が目の前で死んだのを見る事なんて稀だと思うんだ。そしてその召喚師にもよるんだけど、きっと死なれて涙を流す悪魔もいると思うよ。
精霊が死んで悲しむ、凪のようにさ。
その後入り口近くの広い場所まで戻ってくれば、ゲイリンが予測よりも早く仕事を終えたプロセスで修験闘座にやってきておりました。
ゲイリンは勿論、勝手に修験闘座に入った凪を詰問。
凪が言うには、
ゲイリン師匠は、帝都の守護も任される人だと思っております。でもそれがされないのは、きっと私が重荷になっている所為だと思い、早く力をつけたかったのです。
とか、確かこういう言い分だったと思う。
ゲイリンは溜息ついて外に出て行ってしまう。凪も入り口に先に行っていると言って、ゲイリンの後に出て行った。
その後はちょっと戦闘タイム。そろそろ新しい悪魔が欲しいんだよねー。という事で、ヨミクグツ・丙を作りました。
ヨミクグツかっこいいよ!!!!前にヨミクグツ・甲を作った事あるんだけど、その時は魔人目当てだったから、ロードしちゃったんだよねー。(それでホワイト・ライダー作った)
いやー、レベルが高いのも然る事乍ら、動作がかっこいいよね!!!早く機関銃スキル取得したい!!!
でもってこいつ、麻雀力、強だったんだよ!!!!ホワイトは並だから、そいつら面子に加えてやったらもー、最っっ高!!!!4万点たたき出したら、賞金2万いったよ!超嬉しい!!!!!!!
ヨミクグツー!わーい!!!とかウキウキ気分で修験闘座を出たら、そこにはしゅーんとした凪が居ました。
ああ、凪。え…?ああ…。ゲイリンさんって、機嫌悪いと髪触るんだ…?へえー…。
正面から謝りに行くべきか、機嫌を伺うか、どっちが良いでしょう?って聞かれた。
・正面から謝りに行くべき
・機嫌を伺う
A.正面から謝りに行くべき
こういうのははっきり、さっさと済ませた方がいいです。謝ってきなさい。ゲンコ一発ぐらいも覚悟して。
気合を入れた凪の後姿を見送り、その後自分も移動しようとしたんだけど、ゲイリンさんに呼び止められた。
凪が正面切って謝ってくるなんて事は今まで無かったんだけど、ライドウが何か助言したんだろう?
・そうだ
・ちがう
A.ちがう
そうだけど、違う。そうだと言った所でメリット何もないから、違うと言っておこう。
まあ、ゲイリンさんには全てお見通しで御座いましたが。
凪にはようやっと、天斗符をもらえたので、お次は百足ヶ路だ!!
(3)へ。
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